学力偏差値や知名度で志望大学を決めるのではなく、その大学で何を学びたいのか、
大学卒業後の自分はどうありたいのかをしっかり見つめた上で進路を考えることが大切です。
比治山女子高等学校は、生徒一人ひとりに向き合いそれぞれの最適な進路へ導きます。
令和2年度から始まった大学入試改革では、知識や思考力だけでなく、主体的に学びに向かう態度も評価の指標となります。本校では、生徒が自らのさまざまな探究活動の成果を可視化したり、資格や検定の実績を蓄積したりするための「学びのポートフォリオ」を作成する時間を授業時間内に設けています。
進路実現への第一歩は、自らの進路について自ら考える力を育むこと。本校では生徒の進路意識を高める集会「進路アッセンブリー」を定期的に開催しています。入試を突破するための学習方法や最新の入試情報の提供をはじめ、キャリアスタディ、大学模擬授業、受験体験報告会など、さまざまな角度から進路を考えるための機会を設けています。
社会で活躍中の卒業生は、生徒にとって格好のロールモデルです。高校、大学、就職、それぞれの段階で得たものや学んだことを卒業生から直接聞くことで、大学進学後の自分のあり方を考える契機となります。
県内の大学から文系・理系を問わず幅広い分野の専門家をお招きし、校内で大学の講義を体験します。多彩な講座の中から自分の興味や関心に応じて受講し、奥深い大学の学びの魅力に直接触れることができます。
大学受験を終えた3年生に受験体験を聞くアッセンブリー。受験準備や各教科の勉強法、クラブ活動との両立、受験期を通して学んだことなど、先輩たちのリアルな声を通して受験に向けた心構えを学びます。
自らの進路を見つけた生徒たちの志望は、まさに多種多様です。進路検討会では、一人ひとりの進路について校長、副校長、クラス担任、進路指導の各教員がそれぞれの立場からアドバイスをまとめ、生徒にフィードバックします。2年次では年1回、3年次では年4回開催し、受験期を迎える生徒の進路実現を教員が一丸となって支えます。
授業日の放課後はもちろん、長期休業中にも開室し、生徒の主体的な学習を応援します。また「赤本」(大学別の入試過去問題集)や、各大学から取り寄せた資料などを分類して設置し、生徒の多様な調べ学習の場にもなっています。
国公立大学の個別試験では、記述・論述問題が多く出題されます。また近年では、小論文や面接を試験科目とする大学も増えています。こうした多様な入試に対応するために、添削をはじめ、一人ひとりの受験方式に合わせた個別指導を行っています。