スクールブログ Hygee's Garden

7月19日(木)、広島大学よりお二人の先生をお招きして、高校1年生を対象とした模擬授業(出張講義)を行っていただきました。

まず総合科学研究科教授 古川康雄先生より「ヒマラヤ山脈を越える鳥」について講義していただきました。

鳥は通常低い上空を飛びますが、中には飛行機と同じぐらい高く飛べる鳥が存在するということを教えていただきました。今日は、その中でも「インドガン」というインドからヒマラヤ山脈を越えて中央アジアへと渡る渡り鳥について学びました。インドガンは相対的に肺が大きく、換気効率も高いそうです。また、低酸素化でも最大運動ができることや右心室の血管密度が高いなどという特徴があり、それらの特徴により8000メートル上空を飛べるそうです。

古川先生は講義の最後に、若い時に色々なことに興味を持つことが大切だと言われました。一歩踏み出していくことで自分が本当に研究したい分野が見つかるのかもしれませんね。

 

つづいて文学研究科教授 前野弘志先生からは、「2010年にレバノン南部の都市ティール郊外の地下墓から出土した呪詛板について」のお話をいただきました。

東地中海に面した国・レバノンで出土した金属板に、たくさんの小さな文字が刻まれており、それを解読した際のお話でした。「呪詛(呪いの魔術)」というとなんだか恐ろしいイメージがありますが、これらの金属板に書かれた文字からは、古代の、一般の人々の心の中や、信仰心を知ることができるなど、現代の私たちに古代人の生活をたくさん教えてくれるものなのだそうです。

発掘された遺跡の写真や、解読の苦労、古代ギリシア語で記された言葉など、生徒たちにとっては、とても新鮮なことでしたが、それを残したのが1800年くらい前の、私たちと同じ普通の人間であると考えると、とても不思議な気がします。とても勉強になるお話でした。

  

 お二人の先生方のお話を聞いて、「学び」というものは自分自身が関心をもってこそ深くなっていくものだと教えていただきました。知ろうとする、なぜなんだろうと追究しようとする学びこそ、大学での学びなんだろうと思います。高校1年生の皆さんも、高校での授業を通じて、自分自身の興味関心を見つけてほしいです。