スクールブログ Hygee's Garden

広島に原子爆弾が投下され,今年で被爆76年目の8月6日となりました。

あの日、本校でも一瞬にして校舎の窓ガラスが吹き飛び、その破片で多くの生徒が負傷しましたが、幸いにして登校していた生徒に死者はありませんでした。
しかし、爆心地に近い、現在の広島護国神社横にあった中国軍管区司令部で通信業務についていた高校三年生の生徒67名が命を落とされました。その他の場所での被害を含めると、本校での原爆犠牲者は、教職員2名を含め、75名を数えます。

毎年、護国神社横の慰霊碑にて「原爆死没者追悼式」が行われますが、新型コロナウイルス感染防止のため,昨年に引き続き、生徒の参列を控え規模を縮小した形での開催となりました。

追悼式では、事前に録音した生徒会長による「平和の誓い」が発表され、開催されているオリンピックとともに世界平和への願いを熱くしている未来へ羽ばたく若者の思いが語られました。

 

 

追悼式終了後、本校の瞑想の森のある慰霊碑に献花を行いました。
瞑想の森の慰霊碑には、

「ペンを預け ただひとすじに捧げたる 若きみ魂を 永遠に偲ばむ」 と、刻まれています。

 

犠牲となられた先生・先輩方の「思い」を引き継いで、「命の大切さ」を感じながらこれからも生きていかなければならない。

慰霊碑に手を合わせながら、そのような思いを強くしました。