4月6日土曜日、満開の桜の咲く下、中学校・高等学校の入学式が行われました。
担任の先生の誘導で、本年度は、中学校46名、高等学校199名の新一年生が講堂に入場しました。
まず最初に校章を授与して頂き、比治山女子中学生・高校生として第一歩を踏み出しました。
校長先生の式辞では、五訓の意味を理解し、親心に応え、悠久不滅の生命の理想に向かって精進すること、新しい時代にそった学びと、知識を生かし何ができるか、主体的に深い学びを実現すること、進路実現に向けた学びを行うこと、これら3つのことを述べられました。
また校章の意味も述べられ、五訓に対する理解がより深まったと思います。
これから3年間、あるいは6年間比治山女子での学校生活が始まります。
楽しいことばかりでなく、苦しいこともあると思いますが、一日も早く学校生活に慣れ、多くのことを学び、充実した学校生活を送って欲しいと思います。
平成31年3月1日、第71回卒業証書授与式が執り行われました。223名の卒業生に卒業証書が授与され、そのうち22名に皆勤賞、11名に精勤賞が授与されました。好村校長先生からはなむけのお言葉をいただき、来賓の方々にも祝辞をいただきました。
建学の精神「悠久不滅の生命の理想に向かって精進する」のもと、校訓「正直 勤勉 清潔 和合 感謝」についての訓話をいただくのもこの日が最後でした。五訓を胸に、これから社会にどう貢献していくか「実行する力」を示すため、ゲーテの言葉”Without haste, but without rest”(急がずに、だが休まずに)も授けてくださりました。式の後は各教室に戻り、担任の先生から各生徒に励ましの言葉と共に卒業証書が手渡されました。
卒業する生徒の保護者にインタビューしたところ、期待と不安に胸をふくらませながら入学した日のことがつい昨日のように思えるほどあっという間の3年間だったこと。沢山の方々に支えていただき充実した楽しい日々を過ごせたことを親として心から感謝してること。部活動や学校生活で得たことを力と誇りに変えて、これからの人生に役立てていけるよう、諦めることなく地道に努力し続けて欲しいと願っていること。みんなの気持ちが伝わる本当に素敵な卒業式だったことなど、教えていただきました。
また別の保護者は、卒業証書授与式もですが、後のホームルームも印象的だったとのことでした。最後のホームルームでは担任の先生が涙ながらにお話しくださったのが感動的だったそうです。良い先生、友達に恵まれた三年間で学んだことをこれからの人生に役立ててほしいと願っておられました。
2月28日(木)に中二のマナー講座がありました。講師に裏千家の加藤澄子先生をお招きして茶道について色々と教えて頂きました。
最初にお茶菓子をいただきました。それから二人一組で相手の抹茶をたてていきました。「茶筅は縦にして」「力を入れすぎず」「空気を上手に混ぜる」など、先生の指導で濃い緑色の抹茶が白っぽくなるまでみんな真剣に茶筅を動かしていました。
出来上がった抹茶をいただいて苦そうな顔をする様子もありましたが、おもてなしの心を学んだひとときになったと思います。
礼や挨拶など日常に通じるお話もしていただきました。これからの生活の中で折に触れ思い出してくれると嬉しいです。
2月20日(水)、広島広域公園ランニングコースにて、中学1年から高校2年生までが参加のマラソン大会が行われました。
まずは開会式、校長先生から御言葉を頂き、そして、いよいよスタートです。スタートは、例年と違い、スタジアム内改修工事のため、スタジアムの外からとなりました。
今年は天気にも恵まれ、暖かい日差しの中、生徒達は日頃の練習の成果を発揮するべく準備万端、少し距離は短めの中高一斉スタートとなりました。
全員完走を目指して一生懸命走り出しました。最後まで諦めず、ゴールに帰って来る頃には、皆最後まで力を振り絞って帰って来ました。
1番にゴールした生徒の速さには本当に驚きました。
閉会式では、中高共に1〜20位までが表彰され、他にも色々工夫された賞が贈られ生徒達も盛り上がりました。
生徒の皆さんお疲れ様でした。
間近で子供達の力走を見ることができて大変楽しかったです。
保護者の皆様もご都合が合いましたら来年是非応援に参加してみてはいかがでしょうか。
1月24日(木)に中二、中三によるカルタ会が行われました。
国語の授業で学んだ百人一首を、後期から札を並べて各クラスで練習してきたそうです。
事前に選ばれたクラスごとのクイーンは一対一で、その他の生徒たちは4~6人のグループで競っていました。先生が歌を詠み始めると一斉にみんなの姿勢が前かがみになり、真剣なまなざしで札を取っていました。上の句ですぐに「はい!」と声が上がる場合もあれば、下の句の後、しばらくみんなで探している様子も見られ、緊張感と微笑ましさがありました。
この日のために努力してきた生徒の中でも、特に札を多く取ることができた人がクイーンとして表彰されました。受賞されたみなさん、おめでとうございました。個人の取った札の集計後、クラス対抗の結果も発表されるそうです。楽しみですね。
1月17日(木)に中学国際理解教育「世界の窓」が行われました。JICA(独立行政法人国際協力機構)中国支部の派遣により、広島県国際協力推進員の方々3名がお見えになりました。中一、中二、中三、それぞれ学年毎に3か所に分かれて講義をしてくださいました。
中一学年では、講師の方からいくつかの外国の民芸品を見せていただきました。生徒たちは実際に手に取り、話し合って、考えて、グループごとに発表しました。いろいろな国の名前が出てくるなかで、「開発途上国」という言葉についての学習もできました。
中二学年の学習は、主に「世界がもし100人の村だったら」という本に基づき、お話を聞きながら、カードゲームやワークショップを交えて行われました。食糧問題や富の偏りについて、講師の方は飴を「富」に見立てて分かりやすく説明されていました。ワークショップで確認学習した後、生徒たちはその「富」の飴をいだだき、みんなおいしそうに食べました。今日の飴は、甘さのほかにきっと深みも味わえたのではないかと思いました。
中三学年では、カカオ豆の栽培、加工、流通などを学びながら、児童労働やフェアトレード(公平な取り引き・公正な貿易)について考える内容でした。日本は、街中チョコレートが溢れる季節になりましたが、カカオの世界最大産地のガーナでは、数十万の子どもが労働力として働かされています。その子どもたちは、おいしいチョコレートを食べることはおろか、見たことさえありません。講師の方は映像、写真、ガーナの紙幣(図案はカカオ豆)などを提示しながら、実体験をお話されました。講義の最後に、「今日の話は面白かった」だけで終わってほしくない、と生徒たちに語りかけられました。
12月15日土曜日 午後12時45分よりひじっ子みゅにてぃくりーん③が行われました。
朝から冷え込みが厳しく寒い日になりましたが、中学生・高校生・生徒会の生徒、約80名が正門前に集合し、
校長先生の挨拶、生徒会の説明の後、グループに分かれて学校周辺の担当エリアの清掃を行いました。
担当の先生によると、町内の方の協力もあり、ここ最近はゴミも減っているとのことでした。
清掃後、副校長先生の挨拶の中で、近所の方から「いつもきれいにしてくれてありがとう」と声をかけて頂いたとありました。
清掃範囲となっている地域は、生徒達の通学路、体育の授業やクラブ活動として使用するだけでなく、一般の方も使用しています。
お互いに気持ちよく使用できるよう、これからもこの活動を続けて欲しいと思います。
「おはようございます。」毎日校門で大きな声で挨拶が行き交っています。
11月26日(月)から30日(金)の期間、PTA育成委員の保護者の方々も参加したあいさつ運動が行われました。
育成委員の保護者の方々が、週番の中学生と高校生そして先生方と校門に並んで登校する生徒に大きな声で挨拶します。
最近めっきり朝は寒くなり、登校する生徒達は体を丸め下を向きがちに歩いてきます。大きな声で「おはようございます。」とあいさつすると、顔を上げて会釈したり挨拶をしていきます。その後は背筋が伸びて門を入って行きます。
挨拶を交わすことで、今日も頑張ろうと思ってくれたらうれしいです。
11月15日(木)、国信ホールにて第38回の英語の暗唱、スピーチコンテストがありました。3時間目は高校1年生、4時間目は高校2年生が行いました。
高1の暗唱部門は6名で、”The search for Happy Person” “Beatrix Potter’s Rabbits”のどちらかを選択しました。
スピーチ部門は英語コースの4名で、好きな事や興味のある事について話しました。
高2の暗唱部門は7名で、”Malala’s Speech at the United Nations”でした。
スピーチ部門は英語コースの4名で、2カ月のオーストリア留学の経験の事やそこから考えた自分の夢や将来の事を話しました。
あまりの緊張からか一瞬、間が空くと会場全体が応援しているような温かい雰囲気になりました。すべての生徒が、無事にやり遂げてみんなホッとした表情でステージを降りていきました。
審査員のMangham先生とRobert先生による総評では、まず高1.2年という年齢で多くの人の前で話す勇気に対して賞賛されました。また、毎日の練習の努力もさるものながら、記憶だけでなく感情を入れる事がどれだけ難しいかについても語られました。そして、全員が素晴らしく誰かを選ぶのがとても大変だったと言われました。
最後にすべての出場者を讃え、会場に割れんばかりの拍手が響き渡りました。
本日国信ホールで「第62回中学音楽会」が行われました。
各クラスは与えられた課題曲を歌い上げた後、自由曲も披露しました。どのクラスもそれぞれの良さが出ていて、素晴らしい合唱でした。「夏休み明けころから練習を始め、本番の今日でみんなが一番まとまった」という二人の生徒さんの感想を聞きました。ホールいっぱいに満ちる美しいハーモニーで、一生懸命練習する光景が目に浮かびました。
約2時間半にわたる音楽会でしたが、壇上に上がられた大人は、校長先生、音楽の牧先生と小松先生だけでした。司会から、開会・閉会宣言、各クラスの指揮者、課題曲伴奏、自由曲伴奏、成績発表まで、音楽会は最初から最後まで生徒たちによりスムーズに運ばれました。中1の課題曲「いつか」の中に、「いまがいつかにつながるように」という一節がありました。それはきっと素晴らしい形で実現できるだろうなと確信しました。
今日の音楽会に参加した生徒さん全員に、心を込めてもう一度拍手をお送りしたいと思いながら、ペンを置きます。心が洗われた一日、ありがとうございました。